2011年8月9日火曜日

欧州で感じた不穏な空気

まだたった一年しか住んでなく
かつ非常に国際的な都市のチューリッヒに住んでいるため
全体としての空気感であるかはわからないのですが
実体験を通して感じているのが
欧州は今「内向き志向」が強まってるのではないか。
そう思うのです。

世の中インターネットを筆頭にどんどん繋がってきて
world is flat的な言葉もあり
multi-culture等の世界が融和していく方向性が
唱われてるかと思います。
EUという政治体系がまさにその代表格の一つで
大陸毎のsuper national organizationが当たり前の時代になる
そうおっしゃる教授もいます。

世界と繋がる、ということは
世界が広がる、ということを意味するわけで
世界が広がればチャンスも増えます。
一方でリスクも増えるわけです。
そして人はリスクばかりに目を向けてしまう嫌いがあります。

欧州は一つの大陸の中に複数国が隣接しており
例えばドイツ人がフランス人やイタリア人をなじったり
スイス人がドイツ人をとやかく言ったり
足下レベルでは色んな感情があります。
とりわけ移民に対するあたりは強いものです。

一つの繋がった陸地にいくつもの国が存在しているそんな環境で、
自国の存在を主張するために
こういった内向きなベクトルが
強く作用しているような気がするのです。
内向きが強いからこそ排他的になって
色んな変な出来事が起きる・起きてるように感じてます。

先日スイスでは幼稚園は現地語でなければならない。
といった法案が通ったそうです。
これまでは公用のドイツ語でも平気だったのが
地元の訛でなければならないということになったそうな。

これは、地元の言葉が失われることを危惧して、
ということのようで一見納得できるのです。
ただ、一方ではこれまで働いていた多くのドイツ人教師は
地元の言葉を学ぶことを強いられてるそう。
それが習得できなければ教えることができない。
すなわち外モノをスクリーンする働きがこの取り組みにはあるのです。
異分子の排除。

そんなことを感じていた中での先日のオスロでの事件。
また、方向性は違うものの、今イギリスで起きている暴動。
異分子の排除、その空気が起こした象徴的な出来事だと思うのです。

フラット化する世界によって
これまで見えなかった様々な凸凹、
醜い部分が見えてきてるフェーズにさしかかり
良い方向にも悪い方向にも転がる可能性がある
そんな時代に今私は生きてるんではないかと感じたのです。

1 件のコメント:

  1. なんか,規制して,話さなきゃだめ!!
    とかすると,ドイツの人とか,他の言語使ってる人たちにはフラストレーションたまっていきそうだよね.
    スイスとか公用語4つぐらいあるんじゃないの??
    難しいねえ

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