2013年4月10日水曜日

やめる力


今日のUetlibergの山頂までを目指した壮大な散歩。
職場からその山まで一気に歩いていったのです。
結果、計2時間の散歩にはなり
膝のリハビリには十二分の負荷でした。

そしてこの散歩。
最終的には山頂まで辿り着かなかったのです。

出発当初ははっきり山頂を目指していたわけではなかったんです。
ぼんやりと山の方向へ向かって行ったわけで。
そして近付いてもなお時間的な制約で難しいだろうなと思ってはいたわけで。

しかしながらどんどん山に近付き
更には山に入ったその時点で
「てっぺんまで行こう」
そう思って最短ルートに見えた
道無き道を進んでいったのです。

日没が迫っていたことによる時間の制限と
会社帰りのその格好でそんな道を通るのは
やはりなかなかのチャレンジでした。

ぬかるんだ泥道
風化された木の橋
むき出しになった岩肌
険しい部分が進むに連れてどんどん出て来て。

そして進んでいった道がどうしても頂上へ向かっては行かず
唯一の頼りである携帯のマップが指してる現在地点と
山頂まで繋がってるはずの道が一致しておらず
道として表示されてない地点に自分が立っていたことと同時に
刻一刻と減って行く残り時間により
相当な焦りと不安を徐々に感じ始めたのです。

そういう状況で自分の方向感覚と勘を信じて進んでいったものの
まさかチューリッヒ市内で遭難するわけにもいかず
結果的に自分の辿ってきた道を戻ることにしたのです。
携帯のマップの表示としては自分のいた位置と頂上との間の距離の方が
戻る距離よりも短かったにも関わらず。

冒険心とリスク管理は非常に重要で
前者が欠ければ変化を起こせず
後者が欠ければ破滅へ繋がることもある。
そして冒険心をサポートできるのは自分を信じることだけで。
自然の真ん真ん中で、周りに誰もいない状況で
標識もなく合ってるかもわからないマップを時折確認しながら
「このまま進んでいって大丈夫なのか」
という消えそうになる自信と
山頂まで辿り着きたいという思いとの間で
やめる決断をする重要性を体感したのです。

でもきっと今度は登れる。
そうも思えたのでした。

途中でまだ余裕があった頃に取った一枚

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