2013年6月6日木曜日

はじめてのスラム

マニラ生活にも慣れて来た今日この頃。
二週間ほど前に訪れたスラムエリアで受けた
ショックだったときの話をちょろっと。

訪れたコミュニティはゴミの上に立っており
ゴミの上だけあって足場は柔らかかったのです。
弾力があるというか。
話によるとそこはNGOの協力があり、
コミュニティの再建ができつつあるエリアのよう。
故に参加したワークショップで連れて行ってもらえたみたい。
しかし、現実にはスラムと変わりなく見えたのです。

中からやっている人の視点で見ると
スラムからは脱したと言える様子。
たしかに家の骨組み等はしっかりしているようだし
水道も引かれていて。
下水道もないわけではないのです。

でも俺の視点、
先進国でしか住んだことない人間からしてみると
環境はまだまだ劣悪に映ってしまって。
そこら中にある汚水の溜まり
簡易的な下水道に詰まるゴミ
地面から露出しているゴミ。


また、人々の生活も決して貧困から脱してるとは
言い難い印象を受けました。

そんな中
そのコミュニティ内では
オーガニック野菜を栽培していたり
環境保護の名目にマングローブを植えていたのです。

そして、僕のこれまでの立ち位置は
こういった取り組みを推進する立場なわけで。

しかし、こういうコミュニティに対して
sustainabilityを掲げることについて
とてつもない違和感を感じざるを得なかったのです。
これまで自分が実現したいと思った方向性なのに。

思い描いていた理想を実現するアプローチに対して
現実が突きつけるあまりにもシビアに状況が
マングローブの植樹やら
オーガニック野菜の栽培などの
sustainabilityのトピックを
いとも簡単に滑稽に見せてしまったのです。

もっと先にやるべきことがあるのではないか。
汚水処理。
エンジニアされた電力系統。
生活のインフラと呼ばれるものの徹底的な整備こそが
その社会の発展の基礎になるはずだと痛切に感じたのです。

でも一方で
そこで発展に尽力してきて方たちは
そういう考えではないからこそ
既にビジネス的な側面に着目して
ウケがいいsustainabilityの話に手を出しているのでしょう。
彼らはもうその地域をスラムと見なしてないのだから。

単純に僕の不勉強なだけかもしれない。
もっともっとひどい環境のところはあるのかもしれない。
先日いった場所はかなりサポートが既にされているのかもしれない。

それでもなお、僕はこういうことを感じざるを得なかったのです。

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